昨今、ブラック企業<※>に対する風当たりが強くなっています。
自分が「ブラック企業」という言葉をはじめて知ったのは「反社会的な団体をバックにもつ会社」の頃でした。
しかし、最近では普通の企業でも「社員・非正規」社員を苛酷に扱えば「ブラック企業」の烙印を押されるようになっているようです。
※ブラック企業またはブラック会社とは、広義としては暴力団などの反社会的団体との繋がりを持つなど違法行為を常態化させた会社を指し、狭義には新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働によって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業を指す。対義語はホワイト企業。
Wikiより
しかし、飲食店やアパレルなどは店長クラスになると、就業規則など無いようなもので、朝から定時以降も閉店まで働いているという人をよく見ます。(しかも、サービス残業で)
今は幾分改善されたようですが、ブラック企業の先鋒として叩かれまくっていた和民もそうでした。
余所から見れば理不尽ですが、そこに正しい「生きがい」があってもそれはブラック企業なのでしょうか?(正しいと使ったのは洗脳のような手法を使わないこと)
ブラック企業の定義は昔と今ではだいぶ変わってきているようです。
働くことの大切さ
ある経営者が松下幸之助氏に「日本人は働きすぎる。趣味は仕事などといわず、もっと遊ぶべきでは」というようなことを問われたとき「いや。まず、働くことの大切さを教えないといけない。働くことが後になってはいけない。」と答えたそうです。
これは、松下幸之助の金言を集めた「パワーワード」で読んだのですが、
会社(仕事)は楽しいものであるべきだと書かれていました。
昔の松下電器の映像には楽しそうに働く社員が写っていたそうです。
奴隷のように心なく社員を扱っても、その企業の先は長くありません。
もちろん、社員は消耗品ではありませんが、経営者がそういう考えではいつか行き詰ります。
自分が知っている限りではそういう会社は2年と持ちませんでした。
ただ社員を甘やかせというのではなく、正しい生きがい・モチベーションを彼らに提示できているかどうかで決まるのではないでしょうか。
社員に良いモチベーションをもたせることができれば、ひいては会社のためにもなり、好循環がうまれます。
社員みんなが笑顔でいられる会社なら、その会社が良くなっていくのも当然ですね。