今日、7月11日に岩田聡社長(55)が胆管腫瘍のため亡くなったとことを任天堂が発表しました。

岩田社長は平成12年に取締役に就任、平成14年5月から、先代の故山内博氏から社長業を受け継ぎました。


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ファミコン・スーパーファミコンではトップを走っていた任天堂が、ニンテンドー64の開発に手惑い、SONYのプレイステーションにその座を明け渡し、ゲームキューブまで、携帯型ゲーム機でなんとか収益を維持していました。

しかし、岩田氏就任後にでたDSにより一変、日本のコンシューマーゲーム(家庭用ゲーム)の中心は携帯型へと流れを変え、次いで出したWiiの大ヒットにより海外でも任天堂ここにありを体現、シェアを奪還し莫大な儲けをたたき出しました。

その後、DSの後継機である3DSの初期の躓き、スマホの台頭、WiiUの大敗北により、ここ数年は苦難の状況が続いていました。

それでも任天堂はゲーム会社として次のゲーム市場を見据えたハードを発表、スマホや他業種への参入と、いまだチャレンジを続けようとしていた矢先でした。

岩田氏がこの先の任天堂をどのように導こうとしていたのかは、山内世代の重鎮らが痛いほど理解していることでしょう。

胆管腫瘍は5年以内の生存率がかなり低いため、彼の性格からすれば、いざという時の準備はしていたのではないでしょうか。

 

氏の安らかなるご冥福と、任天堂のさらなる発展を心よりお祈りいたします。