小学女児、プールサイドでセアカゴケグモにかまれる 大阪

産経新聞 8月27日(水)9時9分配信

 大阪府は26日、同府吹田市の小学生女児(10)がセアカゴケグモにかまれたと発表した。府によると、女児は18日正午ごろ、通学する市立津雲台小のプールサイドに座っていたところ、左足ふくらはぎをかまれ、赤く腫れてきたため、病院で処置した。現在、症状は回復している。同日午後に吹田保健所職員らが周辺を調査したところ、メス8匹と卵9個を発見し、駆除した。

 府の担当者は「まだしばらく暑い時期が続き、セアカゴケグモの動きも活発なので注意してほしい」と呼び掛けている。 


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セアカゴケグモ

セアカゴケグモ(背赤後家蜘蛛、Latrodectus hasseltii)とは、ヒメグモ科に分類される有毒の小型のクモの一種で、和名は、「背中の赤いゴケグモ」の意味。本来日本国内には生息していなかった外来種です。

噛まれたときの処置は、咬まれた箇所を温水や石けん水でよく洗い、包帯や止血帯はせずにすぐに病院へ行きましょう。
症状としては、咬まれた部分のまわりが腫れて赤くなり、痛みが全身に広がります。悪化すると、多量の汗をかいたり、寒気、吐き気などがあらわれることもあるそうです。

セアカゴケグモは、ピレスロイド系殺虫剤を噴霧すれば駆除できます。
見かけたら直接さわらず保健所へ連絡しましょう。