9日、朝日新聞は政府がハンセン病家族訴訟に対し、控訴すると報道した。

ハンセン病家族訴訟、控訴へ 政府、経済支援は検討

 元ハンセン病患者の家族への賠償を国に命じた熊本地裁判決について、政府は控訴して高裁で争う方針を固めた。一方、家族に対する経済的な支援は別途、検討する。政府関係者が8日、明らかにした。国側の責任を広く認めた判決は受け入れられないものの、家族への人権侵害を認め、支援が必要と判断した。
https://www.asahi.com/
2019年7月9日05時00分 朝日新聞デジタル


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が、一転。


「政府は最終的に控訴を断念し、安倍晋三首相が9日午前に表明した。」と誤った記事を配信したことをサイト上にて謝罪。

後日、紙面でも謝罪するものと思われる。

 

ところで、誤報といっても大きくわけて2種類ある。

報道された側がプラスになる誤報と、報道された側がマイナスになる誤報だ。

 

朝日新聞の誤報は、自民党や保守政権、そして日本にとってマイナスになる誤報が多い。

それは「こうであるべき」「こうあって欲しい」という書く側の願望が誤報記事を書かせるからだ。

 

大手スポンサーにおもねる経済系の御用聞き新聞によくあるタイプともいえる。

 

そして、今よく聞かれる「フェイクニュース」。

フェイク新聞とグーグルで検索すると2番目3番目に「朝日新聞」がでてくる。

それほど世間から朝日新聞が信頼されていない一例であると思われる。

今回もSNS上では「朝日のフェイクニュース」として拡散されている。

 

2年前、朝日新聞出版が発行していた月刊雑誌「論座」でフェイクニュースに保守系ブログが多いと断じた。

 

右派発が多い日本型偽ニュース手工業的な言論空間がその温床に
http://webronza.asahi.com

フェイクニュース、と言えば聞こえは良いが、要するにデマである。本稿では、我が国に特徴的なフェイクニュースのあり様を「日本型フェイクニュース」と名付け、その分類を大きく(Ⅰ)ネット引用・補強型(下流発生)、(Ⅱ)保守系言論人・メディア拡散・定着型(上流発生)の2種類に大別している。

この両者いずれにも、著作や論文等を持つ社会的地位を有する「言論人・文化人」が濃密に関与しているところが日本型フェイクニュースの特徴であり、
そして日本型フェイクニュースの多くは、政治的右派の界隈から噴出し、対して政治的左派からのそれは比較的少ない、という点も特色である。
 

今見返しても笑ってしまうほど酷い記事だ。

「対して政治的左派からのそれは比較的少ない」とは左系が8割以上の大手新聞マスコミを抜いての話だとしても、身内びいきすぎる。

トンスル、「8.6秒」といったくだらない右派フェイクで引用するなら、安倍首相と壺・統一教会の話が取り上げられないのは不自然だ。

これらはネットを使っている人なら当時、嫌というほど見たことあるだろうが、きっとこれらは彼らの中では事実なのではないだろうか。

 

ただ、この記事は、大まかには正しい部分もあるが、根本的なものが抜けている。

日本のフェイクニュースにおいて、(拡散させようとしているブログなどは)「炎上させる」ことが目的であってフェイクは手段にすぎない。

目的はただ炎上してアクセスが欲しいだけであり、その手法は間違いなく「既存の日本マスコミの模倣」である。

そこには、右も左も思想もへったくれもないのだ。

「嘘書いても誤報でしたで済ませられるだろう」、炎上させるだけさせてしまえばこっちのもん、というやつだ。

 

フェイクニュースを書くのも朝日新聞なら、彼らが唾棄する保守系フェイクブロガーはそれの模倣、いわゆる朝日新聞チルドレンである。

他人を責める前に自らの襟を正すのが先だ。

朝日新聞が左翼言論界、自民党・日本アンチに向けて記事を書く限り、朝日新聞はフェイク新聞と検索され続け、朝日チルドレンもまた炎上させフェイクニュースを量産し続けるだろう。