
県医師会から選挙資金として2000万円を借りていた大石知事
2月18日の長崎新聞記事に【大石知事の政治資金問題】『大倉県議発言に抗議』
県医師信用組合『事実誤認』という記事を拝見した。
記事を読むと、大石賢吾知事の『政治資金問題』を巡って開催された長崎県議会・全員協議会(全協)での大倉聡県議の発言の一部について、長崎県医師会の会長であり、県医師信用組合(森崎正幸理事長)が、大倉聡県議に発言の撤回を求める抗議文を提出したと報じられている。
森崎氏は『(発言に)事実に基づかない内容が含まれ、当組合の名誉を著しく毀損された』としているようだ。

ロシアンと大石賢吾をこよなく愛するロシアン森崎
大倉聡県議は10日の全協で、2022年2月の知事選時に大石氏が同組合から借入れた2000万円について質問、大石氏が同組合の『多目的フリーローン』で即日融資を受けたと推測し、『理事長の判断で融資も簡単におりてしまう可能性がある』などと発言している。大石氏は『適切に申請を行い、適切に処理をしてもらった』と、いつもの惚けた調子で答えていた。
同組合は抗議文で『(融資の種類は)フリーローンではない。』と反論、常務理事会で審議し、適切な手続きを経て決済したとして『理事長の独断で融資はできない。』
と主張している。
『当組合への直接の取材は一切なく、公の場で、事実を明らかに誤認した発言は到底看過できない。』と批判し、発言の撤回や議事録からの削除などを求めている。
森崎氏は長崎県医師会の会長であり、県医師信用組合(森崎正幸理事長)でもあるが、大石賢吾氏の2022年2月の知事選時の大石後援会・会長でもある。
筆者も、大倉県議の全協での質問をネット傍聴席から傍聴していたが、大倉県議は、ローンの種類がフリーローンなのか、ふつうのローンなのかを問題にしていたのではない。

2022年1月14日、ローン用の金銭消費貸借契約書に母親とサインして即日、融資が実行されている。
大倉県議は、医師会に入会している『働く真面目な医師である組合員』から、預かっている大事な『お金』が原資である以上、フリーローンであろうと、ふつうのローンであろうと、なかろうと、2000万円は大金なのだから、融資の審査は慎重に、且つ適切に行われるべきであり、『李下に冠を正さず』と質問しているのである。
しかも、ロシアン森崎氏は、融資当時、大石賢吾後援会の会長でもあったのだから、情実融資にならないよう、また『瓜田に履を納れず』と、優しく諭した注意勧告と認識している。
しかも、当選するか、しないかも分らん、得体も知れない『産後うつ専門の精神科医』に、短期間で、しかも無担保で、即日、2000万円は『ヤリスギジャン』って、問うているのである。
大倉聡県議は、フリーローンであろうと、ふつうのローンであろうと『そんなの関係ねぇ!オッパッピ~』と、問うているのた。

ナニ、惚けたこと言っているのだ、という話である。
大石知事の『政治とカネと情実人事』が、これだけの問題に発展した以上、大石氏も森崎氏も、働く医師は勿論、県民に対し、フリーローンの限度額が後日2千万円に引き上げられた理由と併せてキッチリと、常務理事会で何を企んだか知らんが、先ず、県民や働く医師達に説明する義務がある。
森崎氏も大倉県議に抗議文など出す暇があったら、真面目に働く医師達に対し、納得するまでキッチリと説明責任を果たすのが先である。
今回の、このロシアン森崎氏の抗議は、明らかに県議会、県議への言論封殺であり、真実を知りたいと願う県民への挑戦状でもある。
よし、ロシアン森崎、その売られた喧嘩、買った。
百条委員会で鋭く切り込む大倉聡県議の雄姿を楽しみにしている。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次
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