4月13日告示・4月20日、投開票される西海市長選挙まで一月を切った。
先日、3月16日、行われた元長崎県議会議員、瀬川光之氏の選挙事務所開設が、武宮陣営を刺激したのか、ここに来て現市長の杉澤泰彦と前々市長の山下純一郎氏の動きが活発化しているとの情報が寄せられている。

人気も実績もないまま辞めていく市長の杉澤泰彦や、その後援会長で前々市長だった山下純一郎が、政治にド素人の寺の坊さんの武宮雄志を時代錯誤の後継指名したまでは首尾よく行ったかに見えたが、西海市民は勿論、地元、大瀬戸地区住民の予想外の反発、武宮の不人気に武宮陣営(杉澤泰彦、山下純一郎、武宮嫁パパの林田好信)は焦りまくっている。
そこで杉澤市長の後援会長で、武宮の後援会長でもある、前々市長の西海町の山下純一郎が人生最後の選挙と思っているのか老骨に鞭打つよう精力的に動いる。
国民民主党の人気に便乗し、武宮に推薦を貰うという戦略である。

ところが、国民民主党の参議院候補『深堀ひろし』と、武宮の仇敵である瀬川光之は県議会では麻雀仲間で大の仲良しとして有名である。
瀬川は自民党県連副会長でありながら、今夏の参議院選挙では自民党の古賀友一郎を応援しないで、お得意の反党行為のステルス作戦で『深堀ひろし』を応援する『その代わり西海市長選挙は瀬川に国民民主党の推薦を頂戴ね』という素晴らしいバーター作戦を夢見ていた。
そんな引っ張りダコの国民民主党だが、上記の理由で国民民主党は武宮の推薦を断っている。
では、国民民主党が瀬川を推薦するかというと、それもできない又裂き状態である。
何故なら、武宮の後援会長である山下純一郎と国民民主党の西岡秀子は、西岡の父、西岡武雄氏からの深い縁で繋がっているからである。
山下純一郎といえば、古くからの西岡党として知られ、大の金子嫌いでも有名な人物として知られている。
そんな縁で西岡秀子も無視できないのが山下純一郎なのである。
そこで国民民主党は『こちらを立てれば、あちらが立たず。』ということで、今回の西海市長選挙は自主投票となったのである。
それでも諦めきれない山下純一郎は、西岡事務所に直談判し、国民民主党として武宮に推薦を貰えないなら、せめて西岡秀子個人として、武宮の総決起集会に顔だけでも出して貰えないかと食い下がり、西岡秀子の個人的な参加を取り付けている。

西岡秀子は父西岡武雄を最後まで応援してくれていた山下純一郎への最後の恩返しとして武宮の総決起集会に参加する。
それはそれで美談として記憶に留めておく。
最近の山下純一郎氏の動きを見ていて思い出したのが、マッカーサーのあの有名な「老兵は死なず,ただ消えゆくのみ」というフレーズである。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次
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